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人が街を作るのか、街が人を作るのか。
この問いの答えは何だろうか。
街を形成するのは人であるが、住んでいる人々は住んでいる街に大きな影響を受ける。
であるとすれば、我々・子供たちはチームが拠点を置いている東京という街を
どのように形作り、東京からどのような影響を受けているのだろうか。
それ以前に我々は東京のことをどれほど知っているのだろうか、
そんな疑問からこのイベントを開催することとなった。
都内巡りイベント

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イベントの内容は至ってシンプルである。
都営交通の電車・バスが一日乗り放題となる
都営まるごときっぷを利用して、都内で決められたスポットをどのチームが一番多く廻れるか、
といったものである。
尚、スマホなどでの経路検索はNGである。
私はこのイベントの発案者として、皆と協力しながら、スポットの決定をイベントの2か月程度前に行った。
ポイント選定を通して、私が意識した事は以下の3点である。
①東京には地域毎に様々な文化があるため、
新宿・池袋などの副都心・東京駅周辺などの都心
そして下町と様々な地域の雰囲気を感じることが
できるようにする。
②神社や商業地・議会・観光地など様々なジャンルの
ランドマークをスポットとして設定する。
③電車だけでなくバスも活用しなければ、
効率的に廻ることができないようにする。

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そうして決まったスポットは以下の通りである。
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日本武道館
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雑司ヶ谷鬼子母神堂
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恵比寿東公園
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東京タワー
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ららぽーと豊洲
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すみだトリフォニーホール
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東京スカイツリー
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飛鳥山公園
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いちょう並木
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忠犬ハチ公像
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東京駅
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東京ドーム
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富ケ岡八幡宮
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谷中銀座
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上野公園
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築地場外市場
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とげぬき地蔵
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東京都庁

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イベントは3月19日(日)
9:00~15:00で開催された。
その前日の18日(土)に
イベントの事前準備として参加者を集め、1時間程度で当日の
チーム発表・チームごとに
ルートの選定を行った。
今回は全体を3チームに分けた。このルート選定ではチームに
よって個性が出た。
各々行きたい場所を羅列する班、交通網を考えてスポットを決める班など様々であった。
その話合いの中でも、東京都内でも自分たちの知らなかった場所がスポットに選定されていると、子どもたちからは「こんな場所もあったんだ!」という声が多く聞こえてきた。
日頃インターネットでの検索に慣れている子供たちにとって、地図を見ながらスポットへの行き方を考えるのはとても慣れないものであったとは思うが、楽しんでやっていたように思う。
各班納得できるルートを作成し、気合を入れたところで、その日は解散した。
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5.
当日の朝となった。当日は、各班スタート地点が異なるため、各班完全に別行動となる。
気温も高くなく天気も良い。
つまりイベント日和である。晴天の下6時間という
制限時間の中で各班は勝ちを目指した。
各班のルートは以下の通りであった。
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チームディフェンス
東京都庁→鬼子母神→とげぬき地蔵→飛鳥山公園→
谷中銀座→スカイツリー→すみだトリフォニーホール→日本武道館→東京タワー

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チームオフェンス
鬼子母神→東京ドーム→日本武道館→東京スカイツリー→すみだトリフォニーホール→富ケ岡八幡宮→
ららぽーと豊洲→築地場外市場→東京タワー→
いちょう並木

・チームキーパー
東京都庁→外苑銀杏並木→築地市場→ららぽーと豊洲→富岡八幡宮→すみだトリフォニーホール→
東京スカイツリー→日本武道館東京タワー

結果として、チームオフェンスが12ポイントを獲得し、1位となってイベントは幕を閉じた。
最後に全員で合流し、今日の感想や行ったルートなどを発表しあった。子供たちには疲れも見えたが、
今日都内での小さな冒険を目を輝かせながら語っていた。すべてのチームに同行できていた訳ではないが、どのチームにも苦労があり、それを知恵を絞って乗り越えたことによる確かな達成感を子供たちから感じられ た。

今回のイベントを振り返って子供たちには「東京」という街の魅力・そこに住む人々が織りなす様々な文化を実際に目で見て体感することができたと思う。
これから子ども達は今住んでいる街を離れ、様々な人々と出会うことになる。その中で自分たちの出身地である東京のことを胸を張って語れるようになってほしい。
6.
最初の問に戻る。人が街を作るのか、街が人を作るのか。回答の一つとしてはこう考える。
やはり、人が街を作る。しかし、街を形作ることができる人はほんの一握りである。
その一握りの人は権力であったり個性であったり、その街に欠かすことができない「何か」を持っている。その一握りの人が形作る街に、その他の人は影響を受ける。
これが私の考えである。本イベント参加者の意見をぜひ聞いてみたい。
WRITTEN BY
RITSUKI SAKAMOTO